Lodge Lucky Field

〒080−0562北海道河東郡音更町東音更幹線45番地2

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春の朱鞠内湖イトウ釣りガイド

Spring Hucho ( Japanese Taimen) Hokkaido Lake Syumari

春のイトウ釣りの面白さは、

春のイトウ釣りはサイトフィッシングで、シングルハンドの8番、フローティングライン。偏光メガネでイトウを見つけてキャストする。岸際で産卵するワカサギやウグイの群れがキーワード。アクセス困難な場所にボートでアクセス。春は気温も高く、一番イトウを釣りやすい季節。旭川空港または、JR旭川駅までお越しくだされば、送迎が可能です。春のイトウ釣り、朱鞠内湖にチャレンジです。詳しくはお問い合わせください。

Hucho ( Japanese Ito ) fishing guide service . Best season form 10 May to 31 May in Spring Hucho fishing . temperature about 20 ℃ , good wether and gentle season . Lake Syimari is good Hucho lake , very deep nature , wild life . there are good fishing lodge . Please come to Asahikawa airport(1.5hour flight from Tokyo) , I will pick you up and drive up to Lake Syumari . use my fishing boat . cast from boat or wading . use 8 weight double hand rod for wading or 8 weight single hand rod for boat. floating line and sinking line type 2-type 6  you need . use streamer size 7-8cm silver smelt pattern . leader 02 X . Hucho size 60cm to 80cm  big dream  over 100cm !   guide fee and lodging fee and for more info  , please e-mail me . info@lodgeluckyfield.com (Yoshi)


2019年春の朱鞠内湖

ありがとうございました!

2019 Spring  Hucho ( Japanese Time fishing ) 


2018年春の朱鞠内湖

2018 Spring  Hucho ( Japanese Time fishing ) 

春のイトウ釣りガイド(Spring Hucho guide) 詳しくは、here.

冬のイトウ釣りガイド(Winter Hucho guide) 詳しくは、here.

十勝の釣り場案内(about field in Tokachi)詳しくは、here.

十勝の釣りのシーズンについて(about fishing season)詳しくは、here.

十勝で使うドライフライについて、(about dry fly )詳しくは、here

ガイドについて(about fishing guide)詳しくは、here.

ガイド料金について(about guide fee)、詳しくは、here.

ガイドの空き状況について(about availability)詳しくは、here.

 

 

春の朱鞠内湖イトウ釣りガイド


5月春の朱鞠内湖イトウ釣り 出来過ぎなK谷さんの3日間

世界フライフィッシングのチャンピオンシップ

年に一度 行われる フライフィッシングのオリンピックのような大会で 世界各国が参加し、釣りの腕を競う大会。  その大会に毎回 出場している Kさんは 十勝に毎年のように遊びに来てくれる。世界の魚、そして釣りの強者相手に磨かれたフライフィッシングの技は 十勝の鱒を相手でもなかなかなもの。 そんなKさんもアラウンド70歳と重ねたものは重く、今回初のイトウへのチャレンジだった。

 

迎えた初日の朝、日の出前に出発し、強風のなか、波に揺られながら、ブッシュ周りを探るも、2、3度、足元まで追ってきた魚だけで、フッキングをさせる事ができずに、8時朝の釣りを終えるレイクハウスに戻るまでの話で、面白い話があった。世界大会の厳しい審査のなかで、ドーピング検査があるという。釣りにドーピング?と思い 興味津々。オリンピックのルールに基づいた世界大会なので、薬物使用はアウト。裏を返せば、薬使えば、魚が釣れる?そんな薬があるの?

なんて、いろいろ面白い話を聞きながら、レイクハウスで遅めの朝食。風で波立つ湖面をみながら、早めのお昼寝。2時間ほど寝てシャキッと目覚めて、ボートに揺られ気持ちがいい。まずは、昨日のリサーチで見つけたポイントへ、大イトウとのファイト中に見つけた、さらに大きなイトウが気になった。風の中を進んで ポイントを目指す。Kさんはシングルハンドの7番ロッドにシューティングヘッドのタイプ4で岸ぎわを探る。キャスティングも安定して、フライも水に馴染んだ頃だった、


「いる!」「あのヤナギの葉っぱの下、岸際50cmくらいのところを左に向かって泳いでいるの、見えます?」
「・・・」

「反転して、して左の枝のところ、見えます?」
「・・・」

「投げてください!」

うっすらとオレンジ色をした大イトウは、岸から離れずに、4mほどの範囲内をゆっくりと行ったり来たり。できたら、魚の位置を確認して 進行方向2mほどにフライを入れてほしいところだけど、見えないものは仕方がない。指差して 位置を伝える風が強く ボートが流され キャスティングもなかなか決まらない

投げて!
しーん(無反応)

投げて!
しーん(無反応)

キャスト!
キャスト!
キャスト!

 

何度も水面をラインでたたいている間に、魚は見えなくなってしまい。

それでも投げ続ける Kさんを見ながら、どうするか考えていると、

 

「きました!」とKさん。

 

掛けた!竿が曲がって、グワングワンと大きく振れている。よ~し!

開始そうそう掛けたイトウとのファイト重い石でもひっかかっているのではと思うほど、下へ下へと潜水艦のように潜っていく。竿を曲げても 竿が曲がるだけでびくともしない。

ランニングラインとフライラインの結び目が竿先に入ろうとすると、カタカタカタと3m出され、また結び目が入ろうとすると、カタカタカタ。下向いて全然浮かない魚に、「喉がカラカラですね、疲れたら変わりますよ」と緊張をほぐす。それでも何分たっただろうか、少しづつ、少しづつ 浮いてきた魚が、水面に姿を現した。

う~わ~
う~わ~
ブクブクブク・・・

ぽか~ん。ネットに納まる。

この一匹は昨日私が釣った魚よりもKさんが釣ってくれたことが最高に嬉しく重たかった。


人生初チャレンジ 初の1本目がいきなりの大イトウしばらく放心状態。岸辺に座って、お茶を飲んで またお茶を飲んで、おやつを食べて、またお茶を飲んだ。動けるようになるまでに 30分くらいかかった。

来る直前に、巻いてきて下さい!とお願いした、キールフック ウエイト入りのフライ。 大成功だった。岸際のイトウを見つけて、サイトフィッシングで釣るときは、フライの自重でゆっくり沈み、根がかりしないことが大事。

その後もKさんは2匹のイトウをヒットさせて、一匹は手前でバラシ、もう1本をキャッチした。

そして、2日目はイトウウォッチング。岸際でウグイやワカサギの群れを食べるイトウを上陸して茂みの中から観察する。

岸際で産卵するウグイの周りに巨大なイトウが5匹。1メートルはありそうな一番大きなボスのイトウが、ウグイの産卵場所のすぐ近くに陣取っている。その周りに80センチクラスのイトウがウロウロし、ボスの隙を見計らってウグイの群れに近づくが、ボスのイトウに追いかけられる。ときどきボスのイトウはウグイの群れに突っ込んで、岸に乗り上げて背中をだす。太陽は真上にある、風も無いピーカンべた凪。 水温が上がる時にウグイの産卵行動が始まるので、それに合わせていとうも岸際に集まっていた。

イトウの行動を観察して、どうやってこいつを釣るか、岸ギリギリ。水深50センチ。正確なキャスティングと静かなプレゼンテーションが求められる。そして、導き出した答えは、

シングルハンド8番にフローティングライン!


この広い朱鞠内湖でもスポット的に、ウグイやワカサギの産卵場所にイトウが集まっている場所がある。岸際から木々が多い、岸を歩けない場所が多い朱鞠内湖、ボートを岸すれすれに進めながら偏光メガネで観察する。何ヶ所かイトウが集まっている場所を見つけ、タックルを組み直して2日目が終った。

3日目は最終日、5月31日。昨日の教訓で、決まれば大成功なのだけと・・・

 

日の出と同時に、ウグイの産卵場所に行くと、岸際でヒレを出して静かにボイルしている。3投目でドスン。やっぱりシングルハンド&フローティングラインは的中だった。

水中でギラギラと動く巨体よし!と思った瞬間スポ〜ん。読みは良かったけど、フッキングばっかりは仕方がない。魚も散ってしまい打ち止めのような空気が漂い始める。とりあえず移動。ボートを走らせ、どこへ行こうか悩む。一カ所気になる場所があった。昨年2015年にメーターオーバーを釣った場所。もしかしたらあの場所でもウグイが産卵しているかもしれない。
3日間誰も入っていないポイントだった。もしかしたら、食うかも。まあ、見るだけでも楽しいだろうし、行ってみようと、追い風にのってボートを進める。

ゆっくりと岸に近づけ、イトウを探す。数日前には朝ボイルしていた場所、今朝は静かだった。

私:「いた、いた、いた、いた」ボートを止めて、オールでゆっくりと魚に近づく。
私:「見えます?あの、あの赤いの」
kさん:「見えます、大きいですねぇ」


私:「ちょっと待ってて下さい」
私:「うわっ、もう一匹います。超デカイ!です」ついつい言ってしまう。
Kさん:「あれですね!」


恐る恐る・・・私:「投げましょう」
kさんの2投目二匹のイトウの近くにフライが落ちた

食う!


バタバタバタ・・・
ボートが揺れ、バタバタしているKさん


どうしたのかな、と覗き込むと、
追ってる、追ってる、

う~
う~
う~

ゆっくりとフライを追ってくるイトウが、
しかも、白いほうの巨大なイトウが

ボートから5m先に見える。
しかも、ロッドにリーダーが入り、
もう、引っぱれない、フライを動かせない。ギリギリ・・・


い~
い~
い~
うわっ!
食った。
巨大な口を開けて、フライをばくっ。


曲がった。
掛った!
す~げ~
す~げ~
で~け~
(文章での表現に限界を感じ、こんな効果音だけでゴメンナサイ)

 

シングルの7番だから、曲がる。引っぱっても、曲がる。下向いたまま、ヒレをパタパタ。下向いたまま、ヒレをパタパタ全然上を向かない パタパタ。でも、時計を見るKさん。

 

私:「さすがに今回は余裕ですね」(笑)
浮いてきて、
もういける。
行きましょう。
ちょっとまって。

もう一回、回ったら次で、いきましょう!


い~よ~し!


時計をみたKさん 15分でした。
初日の大イトウよりも一回り大きな
巨大イトウだった。


これで私の半月間の朱鞠内湖のイトウ釣りガイドすべてを出し切り終了。こんなに清々しい朝はないだろうな~と、モーニングコーヒーがじ~んと染み渡った。

 

大切なこと

幌加内町朱鞠内(しゅまりない) 
お蕎麦で有名な幌加内町(ほろかない)、旭川から北に2時間ほどにある道北の町。車で走るとその町の空気を肌で感じる。乾いてひび割れた畑の土、開墾した畑が笹やシラカバが密生し、荒れ果て、古い崩れたサイロの跡や 細々と立つ板張りの民家。 当時は栄えた面影をみせる 廃線跡 深川と名寄を結んだ深名線の当時のまま残された駅舎。 この土地に夢をもって開拓にはいった姿と自然の厳しさと向き合った姿をヒシヒシと感じる。それでも蕎麦の産地として全国で有名な幌加内町の蕎麦の味は驚かされるほどのうまさ。

朱鞠内湖はの周りには踏み入りたいとも思わないほど、背丈より高い笹が密生する、そのままの森が続くだけ。そんなどうしていいかわからないような自然は道内にはあちこちにあるのだろうけど、この朱鞠内湖にはイトウがいる。 1mを越すイトウは釣り人の憧れ。だけど 保護し守る取り組みがないと 釣り人が増えれば大きくなれない、数が減るということが起こる。

朱鞠内湖の漁協の中野さんとはかれこれ15年以上前にイトウの調査で出会い。こんな山奥にマイタケ探しで話が盛り上がるとはと、ビビッと感じ、息があった。中野さんはイトウで幌加内町の地域を活性化させたい。人口を増やしたいと熱く語る。多くの釣り人が来ても自然が荒れないルールがあって、地域にお金が落ちる仕組みがないと、地域が生き残れなくなる。地域が崩壊したら、イトウ保護など言っていられない。イトウのお陰で地域が潤えば、町はそのフィールドと魚を町の財産になる。そんな事をもう10年以上前から、コツコツとやってきた中野さんとは相通ずるものがあり、実践して形にした中野さんの努力には頭が下る。そしてまだまだ遥か先をみている。 

海外の釣り人を意識した取り組みや、面白い釣りをもっと面白くする仕組みや、イトウを守る調査も積み上げ、前進していく姿は、本当に偉いと、我が身を考え直す。幌加内町の発電と農業用に作られたダム湖がたまたまイトウのフィールドになった。イトウという魚がいてくれたことで世界に誇れる釣り場になるのか、ここ朱鞠内湖は本当に「化ける」可能性を感じる。


朱鞠内湖のイトウのフィールドは北海道全体のフィールドを考えるヒントがたくさん詰まっている。自然のなかで楽しむために、何をして、どうすればいいのか。その地で守り、育てる人がいて、地域があって循環が生まれる仕組みがあること。いいフィールドがあって、いい魚がいて、釣り上げて喜ぶ人がいて、釣り上げてくれた事で喜ぶ人がいる。太古の魚 イトウ。 面白い相手だとつくづく思う。

イトウの調査、保護、人工ふ化、漁協やレイクハウス。イトウ釣りが快適にできるのもすべて中野さんほか朱鞠内湖のスタッフ方々のお陰。朱鞠内湖の自然、釣りはそんな意味もあってなかなか興味深い。


Spring Hucho (Ito)fishing guide

朱鞠内湖イトウ釣りガイドシーズン

5月8日頃〜5月31日頃(湖の氷の解氷によって船が出せるか左右されます)

タックル

湖でのウエーディングの場合:ダブルハンド8番13ft、 

ボートからのキャスティング:シングルハンド8番9ft、スイッチロッド6番11ft

ライン

シンクレート シンクレート:タイプ2とフローティングライン

リーダー:02X 9フィート直結。 フライ:マドラーゾンカー オリーブもしくはブラックなど。

釣り 

5月のイトウ釣りの特徴は、冬のイトウ釣りと違って、暖かく、日が長いので釣り人が釣りに集中できる時間が長いのが春の特徴。とはいえ、朱鞠内湖の遅い春、桜が咲く前の季節なので、日の出前の早朝はダウンジャケットが必要です。イトウは5月上旬に産卵を終えるので、産卵後のあら食い、どん欲な季節です。また湖の氷がとけると同時にワサカギが産卵のために流れ込みや岸際に集まるので、イトウも岸際に集まり一番釣りやすい状況になります。ワカサギの産卵が終ると同時に、5月下旬にウグイの産卵も始まり、大型のイトウが岸際に集まってきます。春のイトウ釣りは、産卵後の魚体が回復していない魚も釣れるので、魚の扱いはよりいっそうデリケートに扱い、写真を撮る数秒以外は水中から魚を出さないようにしています。本当に太く、強く、美しいイトウは11月から冬の寒い季節に釣れますが、イトウ初心者には春をお勧めいたします。

 

 

ガイドについて

朱鞠内湖でのイトウ釣りのガイドについては、 プライベートで行っていますので、1人でも大丈夫です。2名の場合は、ボートで島に渡ってウエーディングで釣りをします。効率良く釣るには1名が理想です。旭川空港かJR士別駅まで来ていただけたら送迎可能です。5月は釣りやすい季節とはいえ、3日間釣ってもボウズという覚悟もイトウ釣りは必要です。釣行は少なくとも3日間ほどの日程をご用意いただければと思います。宿泊場所は朱鞠内湖に隣接したレイクハウスになります。湖まで歩いてアクセスでき、ウエーダーの乾燥室や早朝の釣り、夜のレストランでの釣り仲間との話しなど、釣り人にとってすべてが快適にできております。なので、予約が埋まりやすいので最低1年前には予定を組むことをお勧めいたします。料金は、レイクハウスの滞在料金、ガイド料金、ライセンスなどでお見積をいたしますのでお問い合わせください。