Birds&Animals Guide Service

エゾモモンガ 観察撮影ガイドRussian Flying Squirrel

 The observation and shooting guide of Flying Squirrel is a complete private guide. Either a single person or a couple. Depending on your circumstances and time, you can assemble plans according to your convenience, such as transportation to the airport and Obihiro station, animals and sightseeing that you want to see elsewhere. Even those who are worried about cold and worried about physical fitness can change the schedule at that time. For details, please do not hesitate to consult this email. info@lodgeluckyfield.com.

チャレンジあるのみ!

 

なによりも、チャレンジしないとわかりません。

心配事や不安など、わからないことは、なんでもご相談ください。

info@lodgeluckyfield.com

メールを送った日から、あなたのチャレンジが始まります。

一歩踏み入れれば、明日にはきっと目の前にエゾモモンガがいます。

 

エゾモモンガって可愛いですね

夜行性という見えそうで見せてくれない姿。翼がないのに空中を舞う妙義や暗い中でも枝にぶつからずに飛び交うその視力。そして目があった時の悩殺される可愛らしさ。しかもそれが極寒の北海道の一番寒い時間に魅せてくれる。寒さというのが極上の美しさで、明と暗という光の世界。エゾモモンガの世界というのはなかなかのものです。

 

 

エゾモモンガの観察も撮影も全ては、

相手を知り、行動を観察し、予測すること。人の暮らしに近い平野部のエゾモモンガや森林部の警戒心の強い野性的なエゾモモンガ。雪の上に残された食べ跡や糞から、エゾモモンガの数や行動を予測する。そしてチャンスは朝と夕暮れの2回。その短い一瞬をいかに気を殺し、気配を消して、エゾモモンガに受け入れてもらうことができるか、自然の姿、行動を見せてくれたときの嬉しさは一瞬かもしれませんが、その息もできない瞬間がたまりません。

 

 

観察や撮影で注意することは

出来るだけ人の気配を発しないこと。香水やお化粧、髪の毛の匂いには、巣穴の中でも察していることでしょう。また大事なことは、洋服の色はそれほど気にはしませんが、音。ナイロン袋や洋服のカサカサ音、雪の上の足踏みする音は穴の中のエゾモモンガは察していることでしょう。カメラの操作音、足踏みするガサガサ音。とにかく、出ない、遅いは「匂いと音」。エゾモモンガの自然の姿、5分でも10分でも早く穴から出て欲しいなら、できるだけエゾモモンガのリズムに合わせ、人間界の時間を持ち込まないことです。それが、思いやりであり、敬意なのでしょう。

 また写真を撮らせてくれる時間はたいてい10分ほど。その10分の時間が暗かったり、指先が寒くてかじかんで動かなかったり。なかなかうまくいかないものです。その一瞬のために、三脚の扱いやカメラの設定や扱いは、前もって練習したり、慣れておくことがとても大事だと思います。明るさ、暗さ、動き、寒さ、すべては北海道の自然です。楽しみましょう。もちろん、iPhonやスマートフォンの方にはスワロフスキーのフールドスコープをご用意しますので、最新鋭のカメラに負けない写真を撮りましょう。ぜひスマートフォンでも挑戦して見てください。 

 

 

エゾモモンガの観察、撮影ガイドは、完全プラベートガイドです。

1人でもご夫婦でも。あなたの都合や時間に合わせて、空港や帯広駅までの送迎、エゾフクロウやシマエナガ、キツツキ、オオワシやオジロワシなど、ほかに見たい動物など、あなたのご都合に合わせてプランを組み立てることができます。寒さが心配、体力が心配、北海道初めて、という方でも大丈夫です。そのときの状況で予定を変更することができます。お気軽にこちらのメールまでご相談ください。info@lodgeluckyfield.com .


エゾモモンガのガイドでのことや、リサーチでのことなど観察記を徒然綴っております。ヨッシーのエゾモモンガ観察記はこちら


エゾモモンガって、どんな動物?

エゾモモンガ 学名 Pteromys volans orii  ネズミ目リス科リス亜科モモンガ属
大きさ :大人の握りこぶしくらいのリスの仲間。分布は、ユーアシア大陸 北海道はエゾモモンガ、森や林になど木が多い所に住んでいる。英語でフライングスクイレル(飛ぶリス)といい、腕の下に収納された皮膜を広げ、高い木の上から滑空して隣の木へと移動する。音もなく森を飛び交う忍者のよう。主に夜行性で日が昇る頃には巣穴に戻り、日が沈んだ後に巣穴から出てくる。稀に昼でも活動する。主食は木の芽や蕾。

どこで見れるの?

 十勝でエゾモモンガが観察、撮影できる場所は、大雪山国立公園、日高山脈国定公園や十勝平野の防風林や神社、公園、河畔林など。トドマツやエゾマツが混じる亜寒帯の針広混交林や十勝平野のミズナラ、カシワ、ハルニレなどの雑木林などどこででもいます。ただ樹上生活のエゾモモンガにとって、森の広さと木の樹齢などが重要。観察できる場所によって、エゾモモンガの活動や行動、食性に違いがあり。天候や冬の強い北風なども場所によってエゾモモンガの行動が変わります。また十勝は帯広畜産大学の柳川先生や押田先生が十勝をフィールドにエゾモモンガを研究されており、十勝平野では古くからエゾモモンガの研究が盛んにおこなわれています。

エゾモモンガと一緒に見れる動物は?

 平野部のエゾモモンガと山奥のエゾモモンガで違いますが、平野部の場合は、エゾリス、アカゲラ、カラ類が普通に見られ、エゾフクロウ、シマエナガやキバシリ、コアカゲラ、キタキツネなどによく遭遇します。山奥に行くと、エゾシカ、オオワシ、オジロワシ、クマゲラやヤマゲラなどの大型のキツツキ、エゾタヌキやエゾクロテン、エゾフクロウやシマフクロウ、クマタカなどにも遭遇したことがあります。

エゾモモンガの観察にはどんな装備が必要ですか?

 12月から3月は北海道の冬。しかもエゾモモンガは基本的に夜行性。観察、撮影は寒いです。十分な防寒をご用意下さい。特に足のつま先が冷たくなるので、防寒ブーツは良いものを。また写真撮影には十分なバッテリーが必要です。写真撮影の方は600ミリレンズがオススメで、活動が薄暗い時間なので、感度の良いカメラ、明るいレンズをオススメいたします。巣穴までの距離は5m〜10mほどで観察、撮影します。

エゾモモンガのガイドツアーについて

 エゾモモンガの観察、撮影ガイドは、完全プラベートガイド。1人でもご夫婦でも。体にご心配のある方でも、帯広空港や帯広駅までの送迎、ほかに見たい動物や観光など、お客様のご都合に合わせてプランを組むことが可能です。寒さが心配、体力が心配、冬道が心配。北海道初めてなど、以下のメールまでお気軽にご相談ください。info@lodgeluckyfield.com .

エゾモモンガをとりまく自然

 平野部のエゾモモンガと針葉樹林帯のエゾモモンガ。どちらもエゾモモンガですが、その生態や行動、魅せる美しさはそれぞれ。人の暮らしに寄り添うな平野部のエゾモモンガは農業王国十勝の発展を見守ってきた。広い畑を縁取るような防風林や河岸段丘に残る林はエゾモモンガたちが暮らしている。切り開かれて、追いつめられたような小さな林や森が平野部の姿。平野部の森では、エゾモモンガと一緒にエゾリスやアカゲラ、カラ類が一緒に観察できる。運がよければ、コアカゲラやシマエナガ、キバシリ、エゾフクロウなどが楽しませてくれる。

 また、大雪山や日高の国立公園内の針葉樹林などで見るエゾモモンガたちの暮らしは、平野部と違って厳粛。野生動物が自然のままに暮らしている原生林は、エゾモモンガを待っていると、エゾシカやエゾタヌキ、エゾクロテンが姿を現したり、針葉樹の森に暮らすオオアカゲラやクマゲラのドラミング、木をつつく音が森に響く。夕暮れにはフクロウたちの鳴き交わす声が聞こえたりするのも針葉樹林の自然らしい。十勝は山奥から平野部までエゾモモンガたちが暮らしている。そんなエゾモモンガたちに会いにいきませんか?ラッキーフィールドでは、十勝の自然とそこで暮らすエゾモモンガたちへとご案内する、観察、撮影ガイドを行っています。

 

エゾモモンガの観察、写真撮影のシーズン

 十勝の森で暮らしているエゾモモンガにシーズンはなく1年中、その姿を見ることができます。ただ、夏は緑の中で活動する姿を見ることができるでしょうが、私の場合12月から3月のまっ白でフワフワの冬毛に覆われた姿が好きで、北海道の冬。凍てつく厳しい寒さの中で魅せる姿がとても好きです。12月からの雪が積もってくれれば、エゾモモンガの食事跡や糞を見つけやすくなります。なので、エゾモモンガのガイドは11月下旬から3月下旬まで行っています。

 12月中旬から2月下旬までの厳冬期は、マイナス20度の夜明けも当たり前の寒さですが、寒いからこそ数匹のエゾモモンガが密集するように冬場の巣穴を使い。夕暮れにぞろぞろと現れる姿は可愛いものです。日中でも活動することがよくあるので、寒さ対策を万全にして、巣穴の前で静かに待つこといい時間です。昼の活動は気まぐれですが、出てきてくれたときの喜びとシャッターチャンスは特別です。 

 また、寒いのが苦手。北海道の冬の寒さが心配という人は11月下旬から12月上旬。また3月上旬から下旬がお勧めです。3月になるとエゾモモンガの行動がイレギュラーになりますが、昼繁殖行動で追いかけっこすることもあったり。夕暮れの出待ちも手袋なしでのんびりと待つことができます。

 

エゾモモンガの行動パターン

 エゾモモンガの行動パターンは季節によって様々な姿を見ることができます。12月から2月の厳冬期感は、一番寒い季節です。昼でも気温は−5℃はあたり前で、夜明けの気温は−20℃まで下がる日も普通です。粉雪はさらっと乾燥していて、フッっと息を吹きかければハラハラと飛んでいきます。エゾモモンガの頭に積もった粉雪は、北海道の冬を生きるエゾモモンガそのものといったところえ。厳冬期はそんな寒さをしのぐために、エゾモモンガたちは密集して巣穴に入る傾向があります。冬の巣穴は日あたり、風向き、巣の保温性、ちょうど良い広さ、そんな事を考えて選んでいるようです。一つの巣穴に5、6匹で入ることも普通で、夕暮れにぞろぞろとつぎつぎとエゾモモンガが巣穴から出て来る様子は厳冬期ならではです。また朝晩の冷え込みが厳しいためか、昼に太陽がでているのに、木の上でエサを食べていることもあります。

 3月にはいると、気温もだいぶ上がり、夜の気温がプラスになる日もでてきます。そうするとエゾモモンガたちは繁殖行動が見られるようになります。木の上でチョロチョロと追いかけっこをしたり、ジジジ・・・、キィキィと聞き慣れない鳴き声で鳴く事もあります。冬の巣穴から小さな巣穴へと分散も始まります。繁殖期と暖かくなるのでイレギュラーな行動を魅せるのが3月です。いつもの穴から出なかったり、出ても1匹だったり。どこからともなく飛んで来たり、定刻時間に活動してくれなかったりなど、昼に繁殖行動でエゾモモンガ祭になったりと、3月は悩ましくもあり、面白い季節でもあります。春を迎えた森からはゴジュウカラの囀りや融けて固まった雪。春を感じるのも気持ちいいものです。

 

 

出待ちと戻り

 「出待ち」と「戻り待ち」という言い方をしていますが、出待ちは巣穴から出てくるのを待つ事をいい、夕暮れの日没後の時間です。また「戻り待ち」は日の出前に外出していたエゾモモンガたちが巣穴に戻ってくる時のことをいいます。この1日2回がのエゾモモンガに出会うチャンスです。

 

■出待ち

 出待ちと戻りの特徴は、出待ちの場合は、夕方日が沈むころをみはからって可能性の高い巣穴の前でじっと待ちます。日没の時間を確認し、日没時間の30分くらい前に巣穴に到着するようにします。巣穴の周りには数々の糞や食事跡が残され、木の枝やこぶをみて、エゾモモンガがどんな行動をするか予測することができます。「この枝にのるはず、ここでトイレをするだろう、あそこから飛んで(滑空して)、この木の根元に着地する」そんな、行動パターンを予測して、三脚を立てて待ったり、来る方向を予測してじっと待ちます。準備ができたら、ただただじっと静かに。雪を踏む足音や洋服がこすれる音、カメラの操作音や人間の匂いもエゾモモンガたちは巣穴の中で気づいているはずです。臆病なエゾモモンガだったら、出て来るのが遅くなって真っ暗にならないと出ないかもしれません。気配を消してじっと待ちましょう。巣穴から出る時間が早ければ早いほど、ゆっくりと観察、撮影ができますし、木々を滑空する姿、木の上でもぞもぞとエサを食べる姿もゆっくりと観察することができます。 

 

また、とても大事なことですが、巣穴の中にいるモモンガたちは、穴の外で待っている人の気配を感じているはずです。カメラを操作するときや、体を動かすときに洋服がカサ、カサと特にナイロン繊維の洋服は擦れる音がなります。また、雪を踏んでガザガサと音がなります。何か動作をするときは、とにかくゆっくり、スローに動き、音がならないように動いた方が、モモンガたちに余計なストレスを与えません。巣穴から顔を出すエゾモモンガを10分でも5分でも明るい時間に見たい、写真を撮りたいのならば、モモンガが嫌がることをできるだけやらないことがとても大事です。

 

■戻り

 戻りは、早朝。日の出前のことで、明るくなるまでの間に巣穴の外で食事をしていたエゾモモンガたちが戻って来るタイミングを巣穴の近くで待ちます。厳冬期の場合は、明るくなってから一斉に巣穴から出て行くこともあったり、太陽が昇ってものんびりとエサを食べている事もあります。3月、あたたかくなると、夜が暖かいのでまだ暗いうちにに食事を終えて、明るくなる前に巣穴に戻ってしまうこともあります。出待ちとちがって、戻りの場合、エゾモモンガが巣穴に入るのは一瞬で、どこからともなく飛んで来たかと思うと、一瞬にして穴に入ってしまいます。なので撮影はその一瞬のチャンスの場合が多いです。それでも、穴に入ってから再び顔をだしたりするので、エゾモモンガの一瞬の動きに集中します。

 

戻って来る時間によっては、帰りが遅いエゾモモンガもいます。夕暮れの出待ちのエゾモモンがと違って、朝の戻りエゾモモンガは明るくなるギリギリまで餌を食べているので、低い枝にのって丸くなってハンノキの雄花を食べていたりします。食べている姿を観察できるのは夕暮れよりも朝の方が多いです。エゾモモンガの活動が終ると、ガサガサとエゾリスや、野鳥たちがにぎわうので、それもまた楽しみです。 

エゾモモンガの写真撮影場所について

 野生動物の撮影はどんな動物でも相手を知ること。エゾモモンがりよく観察して、相手を知り行動を予測する。不本意に巣穴に近づくのはもってのほか、まずは森全体を見て、一歩づつ丁寧にエゾモモンガに近づきます。エゾモモンガが好む木がどこにあるか、木の周りに落ちている糞の様子、食べ跡など足元にヒントが落ちています。エゾモモンガの行動パターンが見えれば、あとはじっくり観察、撮影します。

 

 巣穴から出たエゾモモンガが最初にしたいことは大抵トイレです。日中にトイレで巣穴をでる事もありますが、巣穴をでると同時にゆっくりと排泄し、目を明るさに慣らすためにじっとしています。真っ暗な巣穴の中から明るい光は彼らの真っ黒で大きな目は、なれるまでに時間がかかるのではないでしょうか?目が慣れれば、木を走り昇り、さ〜っと滑空して行動が始まります。夕暮れの森の静けさや、夜の美しさのなかのエゾモモンガの姿が観察できます。

 

 夕暮れの薄暗い時間に、三脚を置いてじっと待つ。出てきたと思っても暗すぎてカメラのピントが合わない。シャッターが押せない。手が冷たくてカメラの操作がうまくいかない。カメラの操作でモタモタしているうちにエゾモモンガは巣に戻ってしまう。木の上高くに行ってしまい写真が撮れなかった。そんな事がよくありますが、目の前のエゾモモンガから目を離さずにカメラを操作できるくらいに自分のカメラに慣れていること、ピントの固定やシャッタースピードの切り替えなど、寒さ、暗さ、一瞬のチャンス。それがエゾモモンガの写真撮影の難しさで面白さです。フラッシュ、ライトはもちろん、ピントを合わせるためのライトも使わないというエゾモモンガとの約束を厳守ください。

 

 また、エゾモモンガは山奥の森から公園や神社までいろいろな場所に生息します。観察、撮影場所によって他のカメラマンがいる場合もあります。無言で横に並んで撮影するのではなく、「一緒に撮影しても良いですか?」など一声挨拶することがとても大事です。エゾモモンがに近づきたいときも「前に出てもいいですか?」などの一声も、他に人がいる場合はとにかく、人に気を使います。

 

 ガイドツアーでエゾモモンがを観察する場合は、エゾモモンガと自然の姿をしっかりと見て、観察して、撮影していただきたいので、他のカメラマンが誰一人もいない場所に入ることが多いです。人に気を使うことなく、エゾモモンガと自然に集中してください。ですので、ガイドでご案内する場所に後日ご自分で行かないようにお願いしております。最近、SNSでの情報発信によってカメラマンが増え、地元の方とのトラブルや管理者の悩みを聞くことがあります。野生や自然相手は、人は限りなく少ないことが一番だと思います。

エゾモモンガの見つけ方

 エゾモモンガを見つけるのはなかなか大変です。雪のある季節に森を歩き、木の根元を注意して歩き回っていると、糞が見つかる。慣れてくるとエゾモモンガが食べたハルニレの枝やトドマツの先端が雪の上に散らばっている。その痕跡から近くにいると推測して、50m範囲内で木の根元をチェックしていく。巣があればその巣の下には大量の糞と黄色くなったオシッコの跡がある。ない場合もある。巣穴には3〜5匹のエゾモモンガが同所しているので、巣の周りの糞とオシッコの跡は結構派手。潜んでいると思われる穴を見つけたら、あとは出待ちか出戻りで何匹いるかを確認する。そうやってあちこちのエゾモモンガたちと契約を結ぶのだけど、この苦労も次の年には巣穴を変えてしまうことも多々あります。また土地の所有者が私有地なのか公共の場所なのかの確認、入林許可が必要かなどもとても重要なことです。

 

 エゾモモンガは道内のどこの森や林にも生息します。公園や街路樹、樹齢70年くらいの、雑木林、キツツキの穴があるような、立派な木や、いろいろな種類の木がある森が大事です。まずは、ハンノキ、ケヤマハンノキ、ハルニレ、トドマツの4種類を見分けられるように樹木図鑑を買ってください。木の名前を覚え、野鳥の名前を覚え、野草の名前も。エゾモモンガをただ見たい、写真を撮りたいとい思うなら、自然のなかに隠された動物たちのサイン、ヒントを一つでも多く読み取ることができることがとても大事。そして、冬だけでなく、新緑や夏、紅葉のモモンガも観察してみてください。モモンガは道内各地、あちこちにいます。ぜひ自分だけのモモンガの巣穴、マイモモンガを見つける楽しさを知って欲しいと思います。もちろん、そこには先客や地元の方、土地の所有者がおられます。挨拶と感謝大事に、自然を楽しむ豊かさを知っていただけたらと思います。

 

エゾモモンガの撮影、距離について

 野生動物のと距離は遠ければ遠いほどよいので、近づかなくても遠くらから観察するために双眼鏡やフィールドスコープ、望遠カメラ(300から600mm相当)があるほうが良いです。ただ、装備が重くなると私たち人間側の行動範囲が狭くなるのも辛いことで、できれば身軽でミニマムの装備で自然に入れるのがベストです。エゾモモンガの場合、平野部のエゾモモンガは公園、防風林、民家の近くの林など、街灯の近くにも巣穴があったりするので、10m以内で意外と近い距離で観察できます。また夕暮れ、巣穴の周りでじっとしててくれる時間は写真を撮るチャンスです。300mm程度の望遠レンズとカメラは薄暗い中でもピントを合わせてくれるカメラが良いです。三脚も大事です。最近のミラーレスカメラはどこも優秀で、F4.0のレンズならば、夕暮れの暗いなかでもしっかりピントを合わせてくれています。

 

 また、エゾモモンガの滑空シーンを撮影する場合は、レンズは100mm程度が良いです。できるだけズームレンズを引いて、枠を大きくしておいて、モモンガが滑空するのを待ちます。エゾモモンガの素早い動きと夕暮れや朝の暗い時間なので、カメラがオートフォーカスでピントを追うことが難し場合は、ピントを固定して「置きピン」で待ちます。滑空シーンはとても難しく、通い慣れてもなかなか予測も難しいですが、モモンガの規則的な行動パターン、どこから飛び立つか、どこに着地するかを観察し見極めます。餌を食べ終えたら、巣穴へ飛ぶのか、それとも再び餌のある木へ飛ぶのか、夕暮れだったら、トイレを終えたエゾモモンガが木を登り始めて、どこの木に滑空し、どのあたりに着地(着木?)するのか、見極めて、先回りして待ち構えないと、なかなか滑空シーンは狙えないものです。

 

 丸くなってじっとしている姿も可愛いですが、一瞬にして変気して、空中を音もなく飛ぶ姿はまさにエゾモモンガの妙技です。写真に納めることができたら何よりですが、しっかりと自分の目でみて、心に焼けつけることが一番です。

 

エゾモモンガの「モモンガショー」と「モモンガ祭」について

そして、最後は、「モモンガショー」と「モモンガ祭」について。モモンガ熱中症者にとって、この2つは、つねにウォッチするところ。この奇跡的に起こる、自然界の不思議。「モモンガショー」と「モモンガ祭」が起こる、条件と理由、予兆について、詳しくご説明いたしますが、また時間がある時に、、、

ロッジラッキーフィールドはエゾモモンガのガイドと撮影のためのお手伝いをしております。完全プライベートでのガイドで、お一人様もしくは1グループのみでガイドを行っております。お客様の空港やホテルまでの送迎、エゾモモンガやそれ以外の野生動物へ、お客様の興味と体力に合わせてガイドを行っております。詳しいことは、お気軽にメールにてお問い合わせください。メールアドレスが以下になります。よろしくお願いいたします。

 

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グーグルカレンダーでガイドの空き状況をご覧になることができます。こちらです。

 

 

十勝のエゾモモンガのさらなる謎に迫りたい方は、こちらへ。個人的、気まぐれな観察記です。