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荏原さんの竹竿

今日は早く目が覚めました。6月10日、これから然別湖にボートを浮かべてのんびりとミヤベイワナを釣りに行こうと思いながら、いまだに追いつかないブログの更新です。

 

3月の十勝のフライフィシングはゆっくりとスタートします。

 

日中の気温がプラス10度になると、いよいよ大きなユスリカたちが飛び始めます。雪解け前の川では静かなライズが始まって、湧水の川や平野部の里川でドライフライの釣りが楽しめます。

 

エゾモモンガのガイドのまっ最中ですが、流れも気になる季節です。

 

3月の10日頃からライズが本格的にスタートし、時間は10時から14時の日中の暖かい時間。風がない午前中は水面を凹ませる、ポワンとしたライズを眺めているだけでも、「春がきた」と幸せな気持ちになるのです。

 

ライズが小さくても、結構大きな魚だったり、ほんとに小さな魚だったり。流れに立って、ライズを待って、流下物を観察して過ごす時間が、やっぱり好きです。そして、ライズにむけて静かに投げたドライフライにゆっくりと口先を出して、、、を想像したりして。

春はカゲロウやユスリカの羽化を待って、虫が流れ始めてライズをしないとドライフライの釣りがなかなか難しいので、河原でコーヒー飲んだり、カップラーメン食べたり、待っている時間の方が長いかもしれません。そんな時間がのんびりとしていて、この時期ならでは。

大きなニジマスを見つけましたが、待って待ってもライズを見せてくれず、水中で何かしら食べている様子だったので、ニンフを沈め、それでも食わず、もしかしたらと思ってサケ稚魚に似せたストリーマーを魚の前に流し込んだら襲いかかって食ってきました。

 

まさか沈める釣りをするとは思っていなかったので、Ever Rod 荏原さんの4番の軽い竹竿だったので、ちょっと心配のファイト、やりとりでしたが、しっかりランディングすることができました。これでever rod の真髄?いいテストになりました。この竿は、小さなドライフライの釣りから、ストリーマーの釣りまで、60センチを越すニジマスまでしっかりキャッチすることができる素晴らしい竿なのです。なんて書くと、「竿にそんなに無理させないで」と作り手さんに叱られそうです。

 

3月のユスリカの釣りが終わると、雪解けが徐々に始まります。雨や高気温で一度は川の水位が上がりますが、川によっては雪解けが終わるのが早い川や雪解けで増水しない川など、川によっていろいろ。カゲロウも出始める季節なので、どっかこっかでライズしている川を探して、川でのんびりライズを待って、釣りを楽しむことができました。

 

ダムがあったり湧水があったり、いろいろ面白いところがあるものです。ただ、この時期は、春と冬が行来するので、川や虫が沈黙してしまうのも季節ならではでしょう。

Ever rod の荏原さんが竹竿の試し振り?十勝に遊びに来てくれました。今回持ってきた新しいバンブーロッドを振らせてもらいましたが、とにかく軽いです。4番の7フィートほどの竹竿ですが、竹竿特有のずっしりとした感じが全くなく、とても軽快に振れます。そしてLDL  ロングリーダーティペット でも竿の調子が絶品で長いティペット をコントロールもしやすい竿です。素晴らしい竿でした。価格もとても良心的なので、興味がある方はぜひ、ever rod で検索してみてください。新潟県で竹竿を作っている素晴らしい方です。

私の大好物、笹団子で、ライズを待つ至福の一時でした。

 

3、4月のドライフライの釣り、川でのんびりです。

 

ガイド空き状況はこちらで確認できます。

https://www.lodgeluckyfield.com/google-calendar/

 

 

3月は種まきの季節。今年も野菜と雑草に追われそうです。

 

 

今日は久しぶりに然別湖に行ってきます。ミヤベイワナ釣れるかな?