霧の朝を迎えると春めいてきた感じがします。肌にあたる湿度の冷たさや土の匂いとか、春の足音なのでしょうね。
三日ほど前、エゾモモンガのガイドのチェックで夜明けの森に入りましたが、霧に覆われ世界は真っ白。細い木の枝先まで霜に覆われた世界は、どこを見ても幻想的でした。明るくなって、餌場から戻ってくる、巣穴に入る一瞬のエゾモモンガが見れましたが、ヒゲを凍らせていました。
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朝になり、エゾモモンガの活動時間が終わり、帰りの車。カラマツの防風林や川の周りも、真っ白。いつもみる景色ですが、どこをみても幻想的でした。空気が止まり、ピリッとした朝の空気。太陽が顔を出すまでの一瞬の世界ですが、三文の徳です。
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この三日間のガイドでした。小笠原に6年間いたという方で、固有種の話、外来種の話など小笠原の自然のことをいろいろと教えていただきました。生息地の問題なども、どこでも保護と利用の話は難しく、今後の課題なのでしょう。3日間充実したガイドになりました。
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近くの畑にポツンとオオワシ。キツネの死骸でもあったのでしょうか?さすが成鳥は見事です。君の季節もそろそろ終わりですね。そろそろ北へ帰ることを考えているのでしょうか?
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ガイド期間中の3日間限定で、近くの街路樹にキレンジャクが集まっていました。初めはイタヤカエデの凍った樹液でも食べているのかと思いましたが、少しづつ近づいたら、地衣類を剥ぎ取るように食べていまいた。地衣類を食べるのは初めてみました。夏場はツンドラ地方の地衣類が多い場所で生息しているのでしょうか?それとも地衣類には特別な効能でもあるのでしょうか?動物の生きる知恵はわかりません。
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道路沿いのハンノキの枝に止まったマヒワは、ここ数年見かけませんでしたが、今年は、マヒワとベニヒワとセットで、あちこちで遭遇します。シラカバやハンノキ、カラマツの種というどこにでもある木に集まるので、神出鬼没です。
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やっぱり赤は目立つのですね。カメラを向けても赤にカメラを向けてしまいます。きっと、水中でフィッシイーターの魚も赤マークはターゲットになるのでしょうね。目立つ色が一つ。自然美は神のみぞ知る、謎ですね。
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シマエナガは、どこにでもいますが、どこで遭遇するかわからない。そして、ちょろちょろと動き回り、木の上のほうが多く、簡単ですが難しい鳥です。季節が動き始め、群れで動いていたシマエナガもつがいになり始めたようで、何度か遭遇しましたが、2羽が多かったです。やっぱりどきっとする可愛らしさがありますね。恵まれた小鳥です。
ガイドが終わり、今朝は一人で見てきました。朝はマイナス12度ほどで指先が痛いのを我慢しながら、モモンガが戻ってくるのを集中して待ちました。ガイドの時と違って自分がカメラを持って、モモンガを待つと緊張しますね。今朝は3匹はいつもの巣穴へ、2匹が本家へ、1匹はイレギュラーな穴へ。こんな行動がそろそろ繁殖期の兆しなのでしょうか?でもまだまだ寒いです。
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啓蟄が過ぎました。家の中に運んだ薪からはトンボが目覚め、家の中で飛んでいます。そろそろ虫たちもムズきだすのでしょう、私の釣りの虫もムズムズ。そろそろライズが見たいです。