先週の雪が東大雪の針葉樹林をいっそう大きくしたようで、トドマツの枝に雪を乗せた世界がやっぱりないと。昨日と今日は糠平湖でした。
ガイドセンターのお手伝いで、地元の小学生のワカサギ釣り。昔は穴あけ要員でしたが、電動ドリルの普及で、2年ぶり?の小学5年生約30人のワカサギ釣り。始めての子供も何度も来ている子供たちも楽しそうでした。鴨ちゃん釣りの説明に食い入るような、小学5年生の後ろ姿は、いい姿でした。糠平湖の50センチ近い分厚くて硬い氷に穴を開けて、ワカサギが穴の中から姿を見せるときの歓声は、いいものです。そこまで年をとっていませんが、若返る気持ちです。オジロワシがテントの真上を飛んでいき、こんな体験ができる子供は幸せです。
半日のお手伝いを終え、午後から久しぶりに一人で集中してワカサギを釣りました。ここ数日から絶好調の糠平湖、前日600匹釣れたという場所を河田さんがピンポイントで教えてくれました。13時から15時半までで、280匹。水深14mで常に入れ食い。3、4匹一度に釣れる状態がひたすら続きました。数年前には台風でダメージがあった糠平湖ですが完全に復活、というよりもこんなに釣れる糠平湖は始めてというくらいでした。本当は繊細なワカサギ釣りですが、これだけ釣れると、ほとんど義務、漁になりますね。
そして、2日目の今日は食材調達ということで、10時から14時まで釣りました。テントを大きくして、イスに座って、テーブルに竿を置いて。飲みながら、食べながら。普段は少し窮屈な和風スタイルのワカサギ釣りですが、今回は試しにウエスタンスタイルでした。釣ったワカサギをその場で天ぷらにして食べて、なんとか今年も氷上での楽しみができました。
ワカサギの仕掛けにサクラマスがかかり、0.3号のハリスでギリギリのファイトはイトウよりもスリリングでした。体高あるサクラマスでこれがライズしてドライフライで釣れたらと思いながら、夜のお刺身で美味しくいただきました。これで、今年のワカサギ釣りも最後かもしれません。楽しませていただきました。今年も冬に感謝です。ガイドセンターの方々もありがとうございました。