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siberian flying squirrel

明日からエゾモモンガのガイド。ここ2週間ほど巣穴の様子を見に行っていなかったので、ガイドの下見に行ってきました。ついでに写真が撮れたらとカメラも。

 

朝6時、空がうっすらと明るくなり始めた頃を見計らって、出発。マイナス4度程度でそれほど寒くない朝でした。森に入ると風がなく、ツンとした空気が気持ちよかった。ゆっくりと明るくなる空をみながら、エゾモモンガを探しつつ、どっちの方向から飛んでくるか、どの枝に乗るか、何匹戻ってくるか、など考えながら、三脚を立てて待ちました。

 

カメラのピントが合う頃に1匹のエゾモモンガが音も立てずに飛んできて、巣穴の木に止まりました。予想どうりハンノキの雄花を口にくわえていました。ここのモモンガは最後の一つをくわえて巣穴に戻り、巣穴の近くで食べる癖があるようです。低い枝に乗って食べているのですが、枝が邪魔。静かに、一歩、一歩づつ、三脚の位置を変える。エゾモモンガもこちらの様子を伺いながら、すこし緊張している様子も見せますが、食べることに夢中。なんとか枝がかからない場所に三脚を立て、3枚ほど写真を撮らせてくれました。息がつまるような時間でした。結局、巣穴に戻ったのは1匹だけでした。6時46分でした。

 

エゾモモンガのガイドについて詳しくは、こちら

その後、鹿を探して東の山を歩いてきました。雪のなさは秋のようで、鹿ではなくイノシシでもいそうな雰囲気でした。逃げていく鹿を一度みただけで、エゾモモンガの痕跡ばかり見つけてしまいました。核心部は見つかりませんでした。ですが、かなり濃厚な森でした。