· 

フライライン その2

ドイツ人のアレックスさんのガイドが続いております。「一緒に竿を振りましょう」という言葉に甘えさせていただき二人で釣りをしています。今年の十勝川は大雨や洪水によって大きく地形が変わってしまい、魚がどこについているのか、ただでさえ減少したアメマスの群れを見つけるには、リサーチも追いつかず、他の釣り人がいない場合は魚がいるのかいないのか、竿を出してみないことには分からないという状況。その場合は、竿数は多い方がいいこともあり。

昨日、作ったラインはシングルハンドでのスペイ用のラインでしたが、バックスペースのある場所では、オーバーヘッドの方がよく飛び、スペイで投げるよりも結局オーバーヘッドメインの釣りになってしまいました。昨日作ったラインが、3mの14gでなんとなく違和感があり、もう一度ラインを切り貼りして、4m19gというシューティングヘッドのラインを作りました。オーバーヘッドならなんでも投げれるのですが、シングルハンドでのスペイというのがいまいちバランスがよくわかりません。

釣りの方は、今日は朝から雨で、昼に小雨に変わり、午後には濃い霧になりました。一日中早朝のような釣り日和で夕暮れにはとても幻想的な世界になりました。雲の中のような、あの世?のような。ザザーンと波の音を聞きながら、遠投を繰り返しました。アレックスさんは50センチ前後のアベレージサイズのアメマスを10匹程度釣り、ちょうど5時の鐘がなった時間にヒットしたのは私でした。明日のフライを3本巻いて本日の業務終了です。