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ガイドが終わりました

 エゾモモンガとエゾフクロウのガイドの4日間でした。エゾモモンガの朝の巣穴に戻る時間に合わせて、毎日3時半起き、ロッジに戻って朝ごはんを食べて、仮眠、その後、うとうとしているエゾフクロウをこちらもうとうとしながらじっと観察。そして夕暮れのエゾモモンガの巣穴から出てくるのをじっと待つのは5時から6時。その後温泉直行。そしてまた明日のために早寝。そんな4日間でした。 

 昨日は早朝のガイドで、お昼は回転寿しでお疲れ様。帯広空港までお見送りでした。早朝は、定刻通り、5時から5時半のエゾモモンガたちの巣への戻りでした。4日目なので、エゾモモンガたちも警戒する様子もないので、巣穴まで1mほどまで近づいて明るくなるのを待ちました。ゆっくりと明るくなると木の上で餌を食べてくるエゾモモンガがお団子のように見えてきて、それがあっちにもこっちにも。15分もすると音もなく巣穴に戻ってきて、穴の横で一瞬ポーズをしてくれるモモンガや愛想なく穴に入ってしまうモモンガ、この季節特有の追いかけっこをして、カサカサと足音やキッキと小さな鳴き声を聞くことができました。ようやくカメラのピントが合うような明るさには8匹ほどのエゾモモンガが巣穴へと戻り終了しました。

 エゾモモンガの観察は、出来るだけ人の匂いを発しないこと。香水やお化粧、髪の毛の匂いには、巣穴の中でも察していることでしょう。また大事なことは、洋服の色はそれほど気にはしませんが、音。ナイロン袋や洋服のカサカサ音は穴の中のエゾモモンガは察していることです。カメラの操作音、足踏みするガサガサ音。とにかく、匂いと音を考えてください。エゾモモンガの自然の姿、5分でも10分でも早く穴から出て欲しいなら、できるだけエゾモモンガのリズムに合わせ、人間界の時間を持ち細いないことです。それが、思いやりであり、敬意でもあると思います。

 ガイドがひと段落し、ゆっくりのんびりしたい気分ですが、子供たちは春休み。イベントや遠征も控え、準備やらです。