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エゾライチョウに出会いました

北海道のエゾライチョウは、標高400mくらいの針葉樹が混じる森に住んでいる気がします。林道を車で走っていたり、鹿撃ちで山の中を歩いていると逃げていく姿を見たり、キーキッキという金属的な鳴き声はよく聞くのですが、自然な姿を見る機会はほとんどありません。どこにでもいて、よく見かける鳥なのですが、見ようと思うとなかなか見れず、そして写真も狙って撮るのはとても難しい鳥だと思います。今日は、エゾモモンガを待っていたら偶然、その先に現れてくれました。トドマツに絡むヤマブドウの蔓は、ヤマブドウの実が干し葡萄になっているようで、ツグミやヒヨドリが来ているのは見ていましたが、午後になって現れたのはエゾライチョウでした。エゾモモンガのガイド中でしたが、エゾモモンガを忘れて、夢中になったのはお客さんより私でした。こんなに素晴らしい写真が撮れるのもなかなかないです。ある意味エゾモモンガよりも貴重かもしれません。エゾモモンガの夕方の出は17:10でした。少し遅めの始まりでしたが、巣穴から出てくるエゾモモンガを数えたら、10匹でした。この寒い季節、身を寄せ合って暖をとってるのでしょうね。木の上に登り森の闇へと飛んでいきました。