Birds&Animals Guide Service

エゾモモンガ観察記

エゾモモンガ観察、写真撮影ガイド

エゾモモンガって可愛いですね

夜行性という見えそうで見せてくれない姿。翼がないのに空中を舞う妙義や暗い中でも枝にぶつからずに飛び交うその視力。そして目があった時の悩殺される可愛らしさ。しかもそれが極寒の北海道の一番寒い時間に魅せてくれる。寒さというのが極上の美しさで、明と暗という光の世界。エゾモモンガの世界というのはなかなかのものです。

 

 

エゾモモンガの観察も撮影も全ては、

相手を知り、行動を観察し、予測すること。人の暮らしに近い平野部のエゾモモンガや森林部の警戒心の強い野性的なエゾモモンガ。雪の上に残された食べ跡や糞から、エゾモモンガの数や行動を予測する。そしてチャンスは朝と夕暮れの2回。その短い一瞬をいかに気を殺し、気配を消して、エゾモモンガに受け入れてもらうことができるか、自然の姿、行動を見せてくれたときの嬉しさは一瞬かもしれませんが、その息もできない瞬間がたまりません。

 

 

観察や撮影で注意することは

出来るだけ人の匂いを発しないこと。香水やお化粧、髪の毛の匂いには、巣穴の中でも察していることでしょう。また大事なことは、洋服の色はそれほど気にはしませんが、音。ナイロン袋や洋服のカサカサ音は穴の中のエゾモモンガは察していることでしょう。カメラの操作音、足踏みするガサガサ音。とにかく、出ない、遅いは「匂いと音」です。エゾモモンガの自然の姿、5分でも10分でも早く穴から出て欲しいなら、できるだけエゾモモンガのリズムに合わせ、人間界の時間を持ち細いないことです。それが、思いやりであり、敬意でもあると思います。

 また写真撮影でエゾモモンガの一瞬をとらえたいと思うなら、カメラを目をつぶっても操作できるほど慣れておいたほうがいいです。明るさ、暗さ、動き、寒さ、北海道の自然が面白い相手になってくれます。もちろん、ガイドが常にフィールドスコープを持ち歩いているので、iPhonやスマートフォンでも最新鋭のカメラに負けない写真が取れますので、ぜひスマートフォンでも挑戦して見てください。 

 

 

エゾモモンガの観察、撮影ガイドは、完全プラベートガイドです。

1人でもご夫婦でも。あなたの都合や時間に合わせて、空港や帯広駅までの送迎、エゾフクロウやシマエナガ、キツツキ、オオワシやオジロワシなど、ほかに見たい動物など、あなたのご都合に合わせてプランを組み立てることができます。寒さが心配、体力が心配、北海道初めて、という方でも大丈夫です。そのときの状況で予定を変更することができます。お気軽にこちらのメールまでご相談ください。info@lodgeluckyfield.com .

 

 The observation and shooting guide of Flying Squirrel is a complete private guide. Either a single person or a couple. Depending on your circumstances and time, you can assemble plans according to your convenience, such as transportation to the airport and Obihiro station, animals and sightseeing that you want to see elsewhere. Even those who are worried about cold and worried about physical fitness can change the schedule at that time. For details, please do not hesitate to consult this email. info@lodgeluckyfield.com.


エゾモモンガ観察記

エゾモモンガ観察記の2019年12月以降は、ブログのエゾモモンガ(Flying Squirrel)へ移行いたします。ひきつづきエゾモモンガ観察記をよろしくお願いいたします。

 

 エゾモモンガ観察記は、人々の暮らしの中で、エゾモモンガがどう交差するか?写真を撮りたい人、一度でいいから見てみたい人、エゾモモンガが暮らす森の横の畑で農業を営む人、神社や公園の人の暮らしに近いエゾモモンガ、高山の針葉樹林の野生的なエゾモモンガの暮らし。人とエゾモモンガの間に立って、両者と取り巻く自然を観察していきたいと思います。


 

2020年1月1日

エゾモモンガ観察記の2019年12月以降は、ブログのエゾモモンガ(Flying Squirrel)へ以降いたします。ひきつづきエゾモモンガ観察記をよろしくお願いいたします。

 

2019年4月6日 少し標高高いところまで行きました。エゾモモンガはいませんでしたが、エジフクロウに会いました。ここのフクロウはこの冬、不在で、4月になって1羽が在宅。もしかしたら、近くで子育てするのでしょうか?ご無事でよかったです。何度見ても、可愛い姿です。豊かな森には、面白い動物との出会いがあります。


2019年4月5日 久しぶりにガイドでした。夕暮れの観察で、3時にロッジ集合、出発。 3時半頃から観察を始め、天気は霙のような湿った雪。おかげで森は冬に逆戻り。あたり一面真っ白の世界になりました。4時半に運良く、エゾモモンガが巣穴から出て、1分間ほどトイレ。巣穴に戻って、夕暮れまでの時間。キクイタダキが遊びに来て、ヤマセミが騒ぎ、雪の下でカサカサと音がすると思うと、小さなネズミが雪から現れ、夕まずめまでの時間を楽しませてくれました。夕暮れはほぼ定刻通りで6時5分の出巣でした。5、6匹が巣穴から出て、闇へと消えて行きました。

 


2019年3月24日 エゾモモンガとエゾフクロウのガイドの4日間でした。エゾモモンガの朝の巣穴に戻る時間に合わせて、毎日3時半起き、ロッジに戻って朝ごはんを食べて、仮眠、その後、うとうとしているエゾフクロウをこちらもうとうとしながらじっと観察。そして夕暮れのエゾモモンガの巣穴から出てくるのをじっと待つのは5時から6時。その後温泉直行。そしてまた明日のために早寝。そんな4日間でした。 

 昨日は早朝のガイドで、お昼は回転寿しでお疲れ様。帯広空港までお見送りでした。早朝は、定刻通り、5時から5時半のエゾモモンガたちの巣への戻りでした。4日目なので、エゾモモンガたちも警戒する様子もないので、巣穴まで1mほどまで近づいて明るくなるのを待ちました。ゆっくりと明るくなると木の上で餌を食べてくるエゾモモンガがお団子のように見えてきて、それがあっちにもこっちにも。15分もすると音もなく巣穴に滑空、穴の横で一瞬ポーズをしてくれるモモンガや愛想なく穴に入ってしまうモモンガ、この季節特有の追いかけっこをして、カサカサと足音やキッキと小さな鳴き声を聞くことができました。ようやくカメラのピントが合うような明るさには8匹ほどのエゾモモンガが巣穴へと戻り終了しました。

 エゾモモンガの観察は、出来るだけ人の匂いを発しないこと。香水やお化粧、髪の毛の匂いには、巣穴の中でも察していることでしょう。また大事なことは、洋服の色はそれほど気にはしませんが、音。ナイロン袋や洋服のカサカサ音は穴の中のエゾモモンガは察していることです。カメラの操作音、足踏みするガサガサ音。とにかく、匂いと音を考えてください。エゾモモンガの自然の姿、5分でも10分でも早く穴から出て欲しいなら、できるだけエゾモモンガのリズムに合わせ、人間界の時間を持ち細いないことです。それが、思いやりであり、敬意でもあると思います。

 ガイドがひと段落し、ゆっくりのんびりしたい気分ですが、子供たちは春休み。イベントや遠征も控え、準備やらです。


2019年3月23日 夜明けのガイド、まだ暗い森で、ハルニレの木の下に立って、静かにエゾモモンガが巣穴に戻ってくるのを待っています。カサ、カサっと木の上から枝が落ちてきます。私の頭の上で、ハルニレの芽を食べているエゾモモンガを見上げると、ポトンと落ちてきました。しかも右目に何かが、触ると柔らかく。ん?この柔らかさは? そうなのです。エゾモモンガのホヤホヤの運でした。しかも左目に命中。久々に自慢できる貴重な経験となりました。そんな夜明けは、5時から5時半までで10匹近くが巣穴に戻り。風のない空気が止まったような時間、クマゲラのドラミングとともに朝の始まりました。

 

昼のエゾフクロウには、今日は珍しく不在。これも何かの縁かと昼の出待ちでエゾモモンガを14:30から18:20までの持久戦。結局、出たのは17:45分からの定刻通りの通常営業になりました。久しぶりの氷点下、最強ダウンがありがたい、芯まで冷えた午後でした。ハクチョウやガンたちが飛んでいきます。雪の溶けたデントコーン畑に降りていました。


2019年3月22日 今日はガイド2日目。早朝の出戻り狙いは、ロッジを4時に出て、現地5時着。昨日からの湿った雪で道路はピカピカのツルツル路面。ヒヤヒヤのドライブで現地到着。5:05から戻り始め、明るくなるにつれ、周りのハルニレの木のてっぺんで餌を食べているモモンガを確認。続々と巣穴に戻り、穴に入れない様子も見せたりと30分ほどの間で、6、7匹が巣穴に戻りました。1匹はハンノキの穴へ、2匹はトドマツの方へと飛んできました。また夕暮れの出待ちで遊べそうです。 ロッジに戻り朝食、仮眠して。午後はエゾフクロウ、オジロワシ、ハクチョウと遊び、夕暮れの出戻りは5時50分スタート。10分早く出てくれたので、明るさ十分、かなり遊ぶことができました。8匹ほどが、ゾロ、ゾロ、ゾロゾロと出てくれて楽しい夕暮れになりました。 それにしても、スワロフスキーのフィールドスコープとiPhon 、iPadmini のコンビネーションはなかなかいい写真が撮れるものですね!

 

 


2019年3月21日 今日の夕暮れは、5時から待って出たのは6時。ほぼ無理な暗さ。しかも1匹。一昨日は3匹巣穴に戻ったのに、打ち合わせ通りにいかない季節ですね。霧雨の春を告げる湿った1日でした。珍しくフクロウのペリットを見つけました。


2019年3月20日 今日は、午前中フェールラーベンの方が遊びに来てくれまし。色々とハンティングシリーズを見せて、触らせていただき。シャカシャカ音がしない素材、G1000(ジーセン)は、警戒心の強いエゾモモンガの出待ち、野鳥観察にもとてもいいと感じました。生まれも育ちも北欧スウェーデンというのも北海道の冬にとてもよく似て、「少し重い、メンテナンスがちょっと面倒なG 1000」ですが、使うごとに味が出る。そんなフェールラーベンのG 1000は昔から大好きです。

 

 今日の夕暮れは、最近行っていなかったエゾモモンガの巣穴のチェックでした。巣の下には糞やおしっこで濃厚なのですが、18:10まで待ちましたが、出ませんでした。やっぱりこの季節、暖かいのですが、分散、イレギュラーでなかなか読み通りに行きません。娘と一緒にでっかいまん丸のお月様が見れたのよしです。


2019年3月19日 エゾモモンガの巣穴の内側は? 

今日は、昨日に引き続き薪作り。昨年3月に木にかけた巣箱の2つ目も今回の伐採で巣箱ごと切られていた。巣箱の中には、エゾモモンガが集めた巣材がたくさん入っていた。巣材は2層構造で、下半分がコケ、上半分が木の皮とエゾモモンガの毛が混ざったものだった。下半分のコケは樹木の幹についているのをよく見かけるけど、それを集めたのだろう。水はけが良く通気性もよく保温性があるのだろう。上半分は、保温性と柔らかさかな?冬の寒さを凌ぐためのに上手に作った巣材だこと。他には、ハルニレの食べカスやドングリも入っていた。エゾモモンガの巣穴の中の様子はなかなか見れないので、これもまた貴重。2018年の3月に巣箱をかけた時の様子はこちらのブログ

 

今日の朝は、珍しく4時に目が覚めたので、薄明るくなるのを待ってモモンガを見い行く。5時33分の日の出。5時9分に2匹が巣穴の周りで追いかけっこ。その後穴へと飛び込み。5時20分に2匹目が飛び込み。そろそろ帰ろうと三脚を撤収し始めると、5時30分に飛んできて、巣穴の横で考えている。穴を覗き込んだり、しながら入らない。おそらく追い出されて中に入れてもらえないようで、結局この1匹は穴には入らず、もう一度木に登って隣の木へと飛んで行った。いつもは使わない穴へと入った。分散の季節。まだ親に甘えたいのか、一人では寒いのか?

 

夕暮れは、17:37分が日没で、もう暗くなっていないのかな?と思った頃、18:03に1匹が出てきて、隣のハルニレに登って食事。真冬には5匹がいたけど、分散後でした。しかも出が遅い。


2019年3月18日  しばらく釣りの日々が続きました。今日は隣の森に行きました。というのは、畑に枝や雨粒が落ちる、日陰ができて作物がとれない。という理由で樹齢100年のミズナラの森が切られてしまいました。昨年エゾモモンガが入ればなぁと巣箱を3つ設置した場所で、巣箱も一緒に切り倒されていました。嘆いても仕方がなく、薪として少しでも回収しようと行ってみると。巣箱の中には巣材が、そして巣箱の周りにはエゾモモンガのフンがたくさん落ちていました。嬉しいやら、寂しいやら。チェーンソーで丸太を玉切りしながら、また巣箱をかけようと心に誓いました。農業をするために、樹齢100年の在来の森が切られてしまう。大切なことは何かを考える1日でした。


2019年3月4日 今日が夕暮れの出待ちでした。「5時30分に出ます」と言ったら、5時29分の出巣でした。エゾモモンガも打ち合わせ通りです。ですが、出たのは3匹のみでした。暖かくなって分散してしまいました。繁殖行動も盛んにしているのでしょう。夕暮れは、ハルニレの木の上の方で夢中で食べていました。6時過ぎまで観察できました。ガイドもしばらくないので、朝はゆっくり眠れる。かな?


2019年3月3日 今日は、3日目のガイドでした。

 朝はロッジを4時半に出発。エゾモモンガの巣穴に到着すると同時に明るくなり始め、まだ薄暗い時間から巣穴に戻り始めるエゾモモンガは5時半でした。その後、順に飛んできては、写真を撮るのに苦労して、6時までに8匹くらいが巣穴に戻りました。エゾライチョウが甲高く鳴き、ヤマゲラのさえずり、クマゲラのドラミングが遠くから聞こえました。 

 昼は、10時から12時半の出待ちをしましたが、12時頃に一瞬しかもたった5秒だけ巣穴から顔を覗かせただけ。もう少しサービスしてくれても。それでもゲストはウソは遠くでフィフィとさえずり、シマエナガもペアリング。大きなワシとさらに希少なタカが真上を旋回し、北の針葉樹林の冬が身に沁みました。午後はおまけに木の枝にとまったエゾフクロウでした。後ろ姿もいいものです。

 夕暮れは、飛行機の時間に迫り、なんとか15時32分に出てくれましたが、1匹のみ。おそらく季節的な分散が始まった様子です。春めいて、フキノトウも顔を出して、いよいよ季節の移ろいを感じます。夕暮れのエゾモモンガは、滑空し着地するショットを狙ってみました。巣穴から30mほど離れたいつも着地する木の根元に陣取って、カメラを構えたら準備万全でまったら、5m右の木に着手し、全てボツ写真でした。そんなエゾモモンガとのやりとりも面白いものです。


2019年3月2日 今日は、朝の出戻り、昼の出待ち、夕暮れの出待ちまでの。1日フルガイドでした。朝は定刻通り、朝4:30にロッジ出発で、エゾモモンガ達の戻りは5時半から始まり6時ちょうどに7匹ほどが入り終了。気になったのは、10匹以上いた巣穴でしたが、戻ったのは7匹程度だったこと。そして、1匹は少し離れたハンノキの穴に入ったこと。少しリズムが変わってきて、春の分散が始まった様子。昼は、10時半から12時まで待ってみる。繁殖行動を狙って待つこと1時間半、あと10分でお昼に行きましょうと、言った途端に顔を出した1匹。5秒で巣穴に戻ってしまい、30分延長するも何もなく終わり。昼を食べた後、フクロウを見に行き、2羽が穴にいた。いつもより夫婦の距離があり、喧嘩でもしたのかな?夕暮れのエゾモモンガの出待ちまでの巣穴に戻り、出巣は17:30で10匹以上のエゾモモンガが巣穴から出てくれた。オオワシが上を飛んだり、シマエナガやウソの声がかすかに聞こえ、イタヤカエデの樹液も出始めていた。


2019年3月1日 いよいよ3月です。今日は、夕方のお迎えまでに時間があったので、リサーチ。一人で森をなんとなくブラブラしたく、ついでに春を感じる生き物に出会えたらと針葉樹林の森を歩きました。沢沿いを歩いていると、大きな鷹が飛び立ち、足に何か鳥をつかんでいるのが見えました。木に止まったのでスコープで見ると、クマタカがコガモを捉えていました。食事の邪魔をしてしまいました。コガモにはお悔やみ申し上げます。腐れ雪のザクザクの雪を歩き、あてもなく歩き、立派なトドマツやアカエゾマツ、雪の針葉樹は大好きです。トドマツに空いたエゾモモンガの巣穴も新たに発見し、食痕も多く、今後が楽しみな場所でした。


2019年2月28日 朝は針葉樹の森に出戻り狙い。 5時半から戻り始め、10匹近くが巣穴に次々に戻り、6:00に終了でした。私のカメラでは限界を感じました。帰りに音更川に渡ったらタンチョウが2羽いました。 昼は、久しぶりに人気者のエゾモモンガの巣穴で10時から11:45まで待ちましたが、何も起こらず。4日間のガイドが無事に終わりました。お客さんを帯広駅に送り終えた後、少しロッジの周りの森を歩きました。古い糞はありましたが、巣穴は見つからず。それでも痕跡があってよかったです。


 

2019年2月27日 朝の出戻りは、5時45分に3匹目が戻って終了。ツル、ツルと全くサービズしてくれず巣穴にインして、太陽が現れました。エゾリスがざわつき、コゲラのドラミング。音更川にはハクチョウがたくさん、タンチョウの幼鳥もいました。昼の出待ちは、9時から11時で穴の前で待つものの何も起こらず。夕暮れは、15:30にスタートで、雌鹿が逃げていく、風の音がザザーとトドマツの葉を揺らし、いつもよりも一歩近く待ってみたら、17:00顔をのぞかせるも出てくれず、真っ暗になって終了。立ち上がった私たちに驚いて近くにいたオスジカが逃げて行きました。エゾモモンガには恵まれない一日でした。明日、また頑張りましょう。イギリスからの撮影班も無事撮影を終え、続いてのターゲットはニホンザルへ行くそうです。

 

 

 


2019年2月26日 イギリスの撮影班は、6日目が終わり、かなりぐったりと疲れている様子。毎朝4時にロッジを出発し、日の出の1時間前に巣穴の前に到着し、エゾモモンガが戻ってくるシーン。飛んでくるシーンを狙う毎日、そして夕暮れは、エゾモモンガが巣穴から出た後に、照明で夜8時まで撮影。その毎日。しかも予測しているコースや食事場所をいつも通りの行動をしてくれず、トライアンドエラーの日々。流石に寝不足で辛そうです。私は、リピーターのH家さんのガイドで別行動。

 

今日は、昼ので出待ちで9時から午後3時まで穴を見つめて6時間。結局、昼の出待ちは成功せず。代わりに、のっそのっそと山を登る大きな角の鹿の群れと名前を言ってはいけない鷲と珍しい色の狐が遊びに来てくれた。その後移動して、夕暮れの出待ちは、16時45分に1匹がトイレで30秒ほど出てきてすぐに戻り。17:15分に行動を開始し、10匹ほどのエゾモモンガが次々と巣穴から出ては、あちこちの木の枝に止まり、楽しませてくれた。1日の苦労が報われた一時でした。

 


2019年2月25日 

運送系エゾモモンガ。5:15車を止めて、すでにハルニレに1匹が食事中。トラックの匂いと騒音を気にもせず。街灯が照らすも私のレンズでは見えない。5:30薄明るくなり戻りはじめ巣穴に3匹が入る。狐が私に気づかず、チーチと呼ぶと不思議そうに睨まれた。枝が突然小鳥となって動き始める。一匹のモモを追うと、200m離れた巣穴に。ハリギリの上の方に穴がある。三匹が追いかけっこ。6:15に巣穴に戻った。異性が気になりはじめた様子。二つの巣穴を行ったり来たりしている。ハリギリには最低三匹、枯れたハンノキには最低4匹が入っている。日の出は6時10分頃。

 

 


2019年2月24日 エゾモモンガの行動、活動というのは、未だ謎な部分が多い。彼らの行動を一部を切り取った習性、活動を垣間見るだけでも、つくづく謎に思う。山岳地帯の人間界から程遠い針葉樹林から車が行き交う平野部の防風林から住宅街の街路樹や公園まで、エゾモモンガの適応力はなかなかのもの。北海道の極寒の1、2月でも日の出前の一番寒い時間帯に活動するという選択肢、かと思うと、寒すぎる夜は夜行性をやめて昼に太陽の下でのんびり餌を食べに木に上がることもある。彼らの夜の活動がどんななのか、とても興味深いところでもある。

私のガイドやスタイルは、野生動物に対してのフラッシュやライトは絶対禁止で、彼らの行動に影響を与えるし、出来上がった写真を見てもそれまで。なので、早朝も夕暮れも肉眼で見えるところまで。なので、エゾモモンガが、いつまで餌を食べ、夜でも巣穴に戻るのか、どれくらいの頻度で夜は活動しているのか、想像するだけで実際に見たことがない。今回のイギリスからの撮影班は、極寒の地に生きるエゾモモンガがなぜリスクの高い夜の行動を選んだのか、夜はどう暮らしているのかを調べ、撮影することが目的で、それに費やすために、彼らの経験を元にした、野生動物観察用のライトや機材、そして7日間という時間をかけて行いたいということで、そこまでするなら、と私も興味あった。エゾモモンガたちにどこまで影響があるのか、それとも彼らには大したストレスにもならないのか?などできるだけ人の暮らしに近いエゾモモンガを選んで反応と様子を見ることにした。

 

 

 今朝は、日の出が6時15分頃で、4時半には巣穴の前に到着し、照明機材をセットして出戻りをまった。照明は3箇所から巣穴周辺を照らし、巣穴に飛んでくる様子を撮影する。照明が強すぎやしないか?巣穴の近くで騒がしすぎないか、とても気になり、不安な気持ちで見守った。すると、5時30に1匹が巣穴に飛んできて、穴には入らず再び木に登っていった。やっぱり照明と人間が気になり巣穴に戻らない。その後、6時までの5匹が巣穴に飛んできて、警戒し、巣穴の近くでこちらの様子を伺いながらも、ゆっくりと穴に戻り、6:00に無事に5匹が巣穴に戻ってくれた。巣穴に戻ったエゾモモンガたちは、夕暮れには定刻で出てくるだろうけど、何を感じただろうか?また明日も観察を続け、影響があるのか、無いのかを観察してみる。今夜は、日没前に他の巣穴で出待ちをし、その後、夜の観察を明日の朝まで続ける予定。どうなることか?プレッシャーはないに越したことはないが、エゾモモンガと人の歩み寄りをじっと観察しながら、見守ってみます。

 


2019年2月22日 今日からイギリスからの撮影班のサポートです。8日間の長丁場です。これまでの下見してきた巣穴を効率よく、彼らの希望の沿うような巣穴のロケーション。そして地元の住民や他のカメラマンに迷惑のかからないような、ひっそりと撮影できる場所をピップアップして、6箇所の巣穴を回りました。夕暮れは、針葉樹も森で出待ち。4時45分に1匹が顔を出して、5時15分までに6匹が出てくれました。日没が17:06。スペシャルゲストはエゾフクロウがエゾモモンガを狙って飛んでいきました。英語漬けで誰か英語の耳と口を貸して欲しいです。カメラマンも世界中の野生動物相手のプロフェッショナルで、動物への近づき方、カメラワークなどとても良い勉強になり楽しいです。


2019年2月21日 今日はオフでしたので、新しい巣穴のチェックに行きました。まだノーマークの巣穴で、最近、糞が増えてきているので、巣穴の中にエゾモモンガがいるのは確実なのですが、何匹いるのか、何時ころに出るのか、車から近く、いい高さの穴なのですが、気になって待ってみました。4時40分から待って、5時6分に太陽が沈み。待って、待って、もう出ないのかな?と思った頃、巣穴から顔を出しました。暗すぎで、逆光の穴なので真っ黒の写真で終わりました。その1匹で後は続かず。質の良い穴なのですが、うーんです。オニグルミの樹液が出はじめたようで、シマエナガが集まって騒いでいました。


2019年2月20日 昨日の引きづづきの早朝ガイド。600ミリレンズを片手に女性一人旅も珍しいパターン。早朝は、5時にロッジを出発し、まだ真っ暗の5時半に巣穴から1匹のモモンガが出て行った。その後ゆっくりと明るくなり、まだ光り輝く満月を撮って、5時55分から巣穴へと戻ってきて、スルリスルリと次々に巣穴へ潜り込み、6時13分には5匹目のモモンガが巣穴に戻って、朝の出戻り終了。同時にキバシリが囀り始めた朝霧の散歩でした。その足でフクロウを見に行くと、眠そうな目をたまに開くフクロウが2羽いた。

 

ゲストを見送って、午後からは一人で 山にこもることにした。フンやおしっこは大量の濃厚な巣穴で、雪深い山の中を車で進み、除雪する場所をスコップで掘り、前回スノーシューで踏み固めた道を歩いた。この巣穴、濃厚なのに一度もエゾモモンガ出たことがなく、私的には極上なスチュエーションなのだけど、出てくれないことが悔しくてチャレンジすること4度目だった。今日は2時からスタンバイ。20頭ほどの雌鹿の群れを散らして、アトリの大群に取りかかこまれて、フルステレオの針葉樹林を楽しみ、オオアカゲラの渾身の連打を楽しみ。椅子に深く座って待つこと3時間半。何も起こらず真っ暗になった。やっぱりこの穴は相性が合わないらしい。


2019年2月19日 午後からのガイドでした。昨年のリピーターの方で、600ミリレンズを片手にレンタカーで一人であちこち回るというのですごいです。今夜は4時からの出待ちで、5時10分には出ると言ったら、5時7分に出ました。ゾロゾロ、ゾロゾロ、ゾロゾロゾロと出ること数えてないですが、13匹は出てきました。夕暮れの気温もプラスでそろそろ分散を始めそうで心配ですが、待ってるのが楽でいいです。今日のゲストは、3cmほどのヒメネズミでした、木を登っていくの虫かと思い悩みましたが、双眼鏡で見たらネズミでした。珍客でした。明日の朝も行ってきます。


2019年2月11日 エゾモモンガのガイド4日目です。四国からのS古様。今日は、まだ未確認の濃厚な痕跡の巣穴を午前中の10時間12時の出待ち。結果は何にも出ず。カップラーメン食べて帰ってきました。午後は13時から出待ちで、14:15と14:30にトイレのみ。その代わり、待っている間にエゾライチョウがトドマツに絡みついたヤマブドウの実を食べている姿をゆっくり見ることができました。S古様も喜んでくれましたが、私はエゾモモンガ以上にテンション上がってました。エゾライチョウはどこにでもいるのですが、見つけようと思うとなかなか出会えないので、ラッキーでした。夕暮れの出待ちは17:10で少し遅めでしたが、ゾロゾロと出ること数えたら10匹でした。夕暮れの闇へと飛んでいきました。日中の出待ちも、夕暮れの出待ちも楽しい毎日が続いています。朝の気温はマイナス12度、日中の気温がマイナス5度程度でした。人工的な音がない、森の中の時間、空気、寒さが最高の贅沢になりました。


2019年2月10日 ガイド3日目。今日は、朝8時頃から午後3時までの、日中の出待ちに集中するため、朝一の出戻りはパス。そして、現地に着いたのは、9時半。寒さにもなれ、山道を雪の中ワッセと登るのにもなれ、毎日前進するゲストは、なんと68歳のベテラン。昨年のガイドでエゾモモンガの撮影のコツを掴み、機材をしっかり揃えての今回の挑戦は5日間。どっぷりとエゾモモンガのための日程に、私の持ってる全ての知識と撮影場所を駆使して、少しづつ難しさも上げながら、一枚の写真のためにトライアンドエラーの積み重ね。日中の出待ちも標高、気象条件、巣穴の条件、餌になる木々、天敵などの、色々な条件で、1月でも2月でも日中に餌を食べに巣穴から出るエゾモモンガがいる。私はエゾモモンガが夜行性ではなく、中夜行性だと思う。日中の出待ちは、何時に出てくれるか予測が難しく、1日中チャンスにかけるしか無いのだけど、出た時の嬉しさは、早朝や夕暮れよりも写真もゆっくり取れるので、最高の1枚になるのである。そして日中の出待ちは、人工物のない、風と葉っぱと鳥達の羽ばたきや足音とたまに遥か上を飛ぶ飛行機の音しかない、山奥と決めている。今日の出待ちは素晴らしい一枚を取ってくれた。私は、横でサポートでしたので、隙をみてのショットでした。日中の出は、12:35分で、夕暮れの出は平野部で17:02分でした。エゾモモンガを待っている時間に、ミヤマカケスがよすを見にきて、エゾモモンガに夢中になっているときに、大きなクマタカがすぐ上を飛んで行った。朝はマイナス24度まで冷え、日中のトドマツの凍裂(とおれつ)が、カコン、パコンと聞こえてきて、木霊のようだった。


2019年2月9日 今朝は5時15分ロッジ出発。その時点でマイナス22度。日の出前はマイナス25度でした。キンキンの朝を迎えた出戻りは、5時55分に1匹が巣穴へと戻り、6時15分までに合計5匹が巣穴に戻りました。極寒気温に騒いでいるのは人間だけの様子でした。その後エゾリスが騒ぎ、小鳥やキツツキ、エゾフクロウに出会い9時にロッジに戻りました。

 

昼間の出待ちも2時半に一瞬のチャンスをものにでき、巣穴から顔を出すエゾモモンガに出会いました。待っている間の時間がとても良くて、鹿が近くまで近寄ってきたり、針葉樹の森にチラチラと降る雪やツンとした空気は、冬が一番美味しいものです。

 

夕暮れは、平野部でした。定刻より10分ほど遅れて、5時5分からでした。1匹がしばらく穴かを顔を覗かせ、その後、一斉に出て、4匹で穴の近くでチョロチョロと走ったり飛んだり。繁殖行動も一瞬見せたので、意識する季節になってきたのでしょう。飛行先はハンノキで、夕暮れにはハンノキに4匹の実がなっていました。飛行ルート、着地ポイントも読めたので、飛ぶ姿を狙うのもまた楽しみです。濃厚な一日ガイドになりました。


2019年2月8日 今夜は完璧に飛行コースを予測し、網があれば捕まえられそうな場所を滑空してくれたのですが、撮れたのは、どう見ても葉っぱです。お客さんはしっかりピントを合わせて撮れたのかな?出巣は16:55分でした。夕暮れの気温マイナス15度。明日の朝は極寒体験になりそうで楽しみ。


2019年2月5日 ガイドの下見。気になっている森を歩き新しい巣穴を探す。10時から13時までの温かい時間で、雪の上に落ちている食痕(ハルニレの枝)や糞を探し、怪しい木の穴を探す。3年ほど前に犬に吠えられ断念した巣穴を見に行くと、犬はいなくなって、濃厚な巣穴を発見した。地面から1mほどで、フンやおしっこで汚れた様子から3、4匹はいるとみた。巣穴をのぞいてみると、穴の奥に木を細かくした巣材の中に、丸まって眠っているエゾモモンガが見えた。柔らかい毛が呼吸でフワフワと動いている様子まで見てしまった。きっと怖かっただろう。と思い、その場を離れた。 

 夕暮れ4時に最短距離で巣穴に近づくために地主の方に許可をもらい。16:10から出待ち。 人馴れしていない穴なので、16:53に一度穴から顔を出したものの、目があってしまい、エゾモモンガは再び巣穴へ。その後暗くなっても出てくれなかった。なかなか人馴れしてない場所は難しい。それでも街灯があるとか、いろいろ得たものが多い新場所だった。


2019年1月 遅くなりましたが、今年もよろしくお願いしますモモたち。 

この冬も12月からチェックして周り、毎年の顔ぶれに出会いました。皆、巣穴の場所を気まぐれに変えたりした場所もありましたが、冬の美しい姿を見せてくれました。凛とした森、ツンとした空気、キリリとした冬の森で出会う動物たちはとても純白でどこか剽軽なユーモアを感じます。

 


2018年4月10日 どうだ!

久しぶりのモモちゃん。夕暮れの夜遊びタイム。三脚立てずに手持ちで、滑空シーンにトライ!夕暮れ6時30分に4匹が活発。リスも1匹、アカゲラも夜遊び。おじさんが1人。


2018年3月31日

今期最後のガイド 16時から数カ所の巣穴をチェックして、モモちゃんが暮らす森や探し方、注意することなどを案内し、出待ちは17時半から。18時5分に1匹が巣穴からでて、その後5、6匹があちこちから飛んできて、追いかけっこ。繁殖期らしい3月下旬でした。ハルニレの花芽を木の枝先で食べ続けるエゾモモンガを18時50分まで観察した。最後のゲストはモモちゃんみたいに可愛いゲストさまでした。


2018年3月25日 暖かい日が続き、夜に冷えた雪が固くしまって雪の上を歩けるようになった。今年もたくさんの鳥たちやモモちゃんに出会うことができ、楽しい冬だった。そのお礼にと思い、ロッジの敷地の森に巣箱をおいた。モモちゃん来てくれるといいな、子供たちと観察が楽しみです。


2018年3月23日 新規開拓しようと、スノーシューを履いて森歩き。エゾモモンガの巣穴は見つけられず、キツネや鹿たちに出会った。それもまた楽し。


2018年3月22日 

新しい巣穴に出会った。古いオンコの木の穴。18:10に2匹出た。出待ちタイムは17:30〜18:30。街灯があるのでオールナイト?


2018年3月20日

 子供と散歩。午後3時半から4時まで。巣穴の横でボーっとするモモ。こんな時に限って一眼カメラ持ってないし・・・。


2018年3月19日 

朝の出戻りのガイド。4:30ロッジ出発。5:00に巣穴に3匹戻る。5匹が4カ所の巣穴に別れて入った。繁殖期でモモたちも分散した様子。手が届きそうな巣穴から一匹が突然顔を出して、私もビックリ。


2018年3月18日

ガイド。朝も夕暮れもたまに昼もモモたち、毎日お付き合い頂きました。朝の出戻りタイムは5:00〜5:30。夕暮れの出待ちタイムは17:30〜18:00。

 


2018年3月18日 

モモたちの飛ぶシーンを狙ってみる。飛ぶコース、どの木に着地するかは予測できる。だけど、頑張ってもこんな写真。ああ、いいカメラがあれば、と「カメラが悪い」と言うことで。


2018年3月17日。

朝のモモたちを見た後にすこし森をうろうろ、キバシリやキクイタダキ、ゴジュウカラやキツネもいい。


2018年3月16日 

朝のモモガイド。シマエナガも出たけど、あいかわらず木の上で枝が・・・


2018年3月16日

お客さんが撮ってくれた写真。二匹ならんだ夕暮れの森。


2018年3月16日 

夕暮れの出待ち中。三脚にユスリカが止まりました。暖かくなって出待ちも楽になりました。そろそろ川で魚たちが泳ぎだすかな?気温プラス5℃、17:50に1匹出ただけでした。

 


2018年3月16日 暖かくなりタンチョウが近所にやってきた。フクロウは相変わらず1羽だったり2羽だったり。アカゲラはロッジの鹿の脂身を食べに毎朝必ずやってくる。

2018年3月16日

 朝の出戻りガイド。朝5時20分に追いかけっこ。6時までラブゲーム。1人になりたいモモは巣箱に、追っかけて入ろうとするモモを追い出す姿。恋の季節ですね。林に巣箱があると繁殖でモモちゃんたちも使うので、巣箱も大事なのかもしれません。本来の豊かな森があればいいのですが。


2018年3月14日 

夕暮れガイド。17:40分に4匹出る。明るい時間だったのでラッキー。ぞろぞろと巣穴からでて来る姿は何度みても可愛い。ハンノキにのぼって、雄花を黙々と食べながら真っ暗になった。


3月13日

たまには、エゾリスにもカメラを向ける。シマエナガもちょろちょろ。相変わらず遠い。


3月12日

新しい場所をさがして、スノーシューでうろうろ。怪しい巣穴をみつけた。出待ちをするには糞が少ない。しか〜。


2018年3月7日

 夕暮れの出待ち。17:30に5匹。巣穴の前にイスおいて、息をこらしてじっと待つ。


3月7日

 朝の出戻り。5:00にロッジをでて、5:27に3匹が巣穴に戻って終了。その後まったけど何も起こらず。しかたがないので穴ばかり写してみる。


3月6日

夕暮れの出待ち。16:05一度トイレに出てきて、17:30に5匹出るかと思ったら、2匹のみ。イレギュラーな季節。分散か?


3月6日

 朝の出戻り。ロッジを5:00発。5:30に4匹戻って。その後はエゾリスが騒ぐ。まだまだ朝は寒い。マイナス10℃。


3月3日 

朝の出戻り。大雪の後の地吹雪で、目的地までの途中 車が吹きだまりにはまる。20分掘って。脱出。そのため出戻りには間に合わず。フクロウをみた。よく見ると2羽いた。


3月2日 

春のドカ雪。ロッジが一気に冬景色に戻る。ガイドがなくて良かった。隣からジョンディアーが来てくれて、掘り起こしてくれた。

 


3月1日 エゾフクロウ、相変わらず寝ている。


2013年3月28日

音更の公園をちょっと歩いた。エゾモモンガの糞があった。ここのエゾモモンガは人が作った巣箱を使っている様子。カラフルなお家が好きなエゾモモンガ。ハンノキにかかっている巣箱でした。

 

2013年3月25日

鹿追に新しい穴を見つけた、昼すぎだったけど顔をだした。高さ5mくらいのヤナギの木。近くにクマゲラがいた。ワタリガラスの声がした。

 

2013年3月24日

お客さんを案内。17:10分ころ行ったら出てきた。一瞬だけ外にでて、すぐに巣穴に戻ってしまった。夕暮れに防風林の穴で待った。大きな月が明るくなり始めた頃2匹のエゾモモンガが飛びまわった。18:10分ころだった。1、2月に比べたら夕方の寒さもだいぶ楽になった。

 

2013年2月9日 

冬のまっただなか、朝もマイナス20度としびれます。日中暖かくなった時間に巣穴にいったら、ぞろぞろと出てきてくれた。

 

2013年12月10日

今年もエゾモモンガは巣穴にいる様子、たくさん糞があるし食べ跡もたくさん。夕暮れに見に行けばいいかもしれないけど、寒いからまた今度。

 

2012年1月27日

今朝はマイナス25℃。よく冷えた。ひさびさにエゾモモンガを見に行ってみた。午後3時。まだ太陽は明るい。木に近づくと糞が散らばっている。今年もこの木に住んでいる様子。私の気配を感じたようで2匹のエゾモモンガが木の隙間から出てきてくれた。30分ほど私の様子を観察して、またねぐらにもどっていった。夕方の3時でも耳や指先が切れるように痛かった。ちょっと見るならいいけど、じっと待つなら、耳当てやニット、冬用のブーツが絶対必要。明日は東大雪の山へ。

 

2012年1月19日

鹿追の山で、エゾモモンガの穴を見つけた。周辺は針葉樹と広葉樹の森。森の年齢は70年くらい。巣は直径60センチくらいのトドマツ。地上から1m50cmくらいの場所。巣穴の下にはたくさんの糞が落ちていた。3タイプの糞の大きさから、数匹が暮らしている感じ。まんまるのキレイな穴なので、この穴から顔を出すエゾモモンガは可愛いだろう。林道に車をとめて、雪山を歩いて30分くらいの場所。迷よう場所ではないけど、GPSが無いと行けないと思う。この巣穴の近くにはクマゲラも住んでいるようで、食跡や声を聞いた。大きな雄鹿に出会った。オジロワシが鹿の死骸を食べていた。オオワシもいつものねぐらの木に止まっていた。

 

2012年1月3日

あそこのエゾモモンガにはまだ会いに行っていない。でも今年もあの木にいると思うけど。

 

2011年3月19日

その後、明るい時間に何度か行ってみたけど出てきてくれなかった。1度だけ日没後の15分程度、木の前で待ってみたけど出てきてくれなかった。

3月11日。久しぶりに東京からのお客さんを案内して、まだ日が出ている4時頃行ってみると、すでに穴からでていて、幹を行ったり来たり、2匹のエゾモモンガが追いかけっこをしていた。恋の季節なのだろう。暗くまでゆっくり観察することができた。エゾモモンガは飛び回ることなく、木を走り回るだけだった。木の周りの雪はほとんどなく、糞も見つけにくい。

 

2011年2月9日

エゾモモンガ、出会ってから1ヶ月ほどたった。その後4回見に行った。4回中の2回はエゾモモンガが住む木に近づいただけで、ぞろぞろと出て来てくれた。午後3時から4時のまだ日が高い時間。あとの2回は巣穴から出て来てくれなかった。2月9日は、東京からエゾモモンガを見たいというお客様をお連れして、夕方の3時頃見に行くと、巣穴から3匹のエゾモモンガがぞろぞろと出て来てくれた。穴の中から、転がりでてくるように出てくる姿は何度見ても面白い。

夕方3時から、30分ほど木の上でじっとしてくれて、のんびり写真も撮ることができた、その後見張り役のエゾモモンガも巣に戻り、夕方5時半まで巣穴の前でまったけど出て来てくれなかった。

2月9日の日没時間は午後16時40分。日中は風もなくプラスになったけど、夜はマイナス10度になった。

 

2011年1月12日 

エゾフクロウが電線に止まっていた。近くにねぐらがあるかもしれないと大木がある森を歩いてみた。エゾフクロウがねぐらにしそうなほこらもあるけど、フクロウの姿は見つからない。木の根元にエゾモモンガの糞があった。木を見上げると白い物が動いた気配を感じ、よく見ているとエゾモモンガが木を走り回っていた。時間はまだ3時頃で明るい。しばらくすると4匹のエゾモモンガが枝が折れた隙間からぞろぞろと出て来た。